ヘイル、シーザー！のSaのレビュー・感想・評価

観る前は、誘拐されたジョージクルーニー演じる大スター・ウイットロックの救出劇が、大々的に繰り広げられる話なのかと思っていたが、観てみたらそれが大きなテーマではなかった。

西部劇あり、ミュージカルありの、あらゆるジャンルの映画撮影が活発に行われていた1950年代が垣間見られ、個性溢れるキャラが満載で、クスっと笑わされる内容だった。
そして、宗教問題や赤狩り問題も、皮肉を込めながら上手く描かれていたと思う。

何と言っても、コーエン兄弟の映画に対する愛情をたっぷり感じる作品です。