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心が叫びたがってるんだ。のrurのレビュー・感想・評価

心が叫びたがってるんだ。(2015年製作の映画)
4.0
泣いた。

109カードのポイントで見たんだけど、ポイントで見たのにプレミアムシートにランクアップできたよ! やったぁ始めてだぁ! というわけでいそいそと普段かわないポップコーンセットとか買って見たんだけど、ちょう人少なかったんですがどういうことなの…。まぁ込み入ったプロットとか目新しい何かや目を奪われるようなアクションを楽しむ作品じゃなくてこう、じわじわとくる情景を楽しむ作品で、ねむーくなると思われてるんでしょうかそんなことないとは言わないけれど、ちゃんとね、ちゃんと、盛り上がりのミュージカルがしっかり作り込んであるんですよ。最高なんですよ。パンフレットくれるんです。劇場で。この映画で行われる地域交流会の。あらすじと歌詞全部と、その曲まで書いたやつ。もう最高です。見ながらサントラ買おうかなーとか思いながら映画が終わってふと最初にもらったもの見たら欲しかったやつコレー!!!となりました。もうそこだけで最高じゃないッスか。

主役の成瀬さんがアホ可愛い子で、しゃべらない子というミステリアスさが、単にアホの延長戦上でのそれだったので、そういうキャラにありがちなミステリアスさではなくて単純で純粋で憎めない感じすごい好きだったー。こういう子ども、すごい好き。もしあんなことが起きずにそのまま成長してたらどういう子供になっていたんだろうなぁ。子供っていうか中学生? 高校生?

モブの子供たちも、いじめとかとは無縁のそこそこ育ち良さげな感じで無気力さとかめんどくさいのイヤイヤみたいなそういう、地方の中くらいのレベルの公立校のリアリティがあって、私そういう感じの学校通っていたので、うんうんと思いながら素直に見れた。

仁藤さんがまたいい子なのに、(当初、成瀬さんとキャラかぶってる気したけど全然そんなことはなかった)酷いこと言われちゃうの面白かったw でも酷いことの範囲が可愛いレベルで、なんだろ、安心して見れるお伽噺だった。

少年(名前わかんね)はすげえいいヤツだったんだけど、まぁファンタジーだよねー。こんなやついねえよ。

で、でたー邦画伝統の言葉で説得するスタイルwwwwwってぐらい饒舌な映画で説得も言葉で、言葉でねじ伏せて納得させるスタイルなんだけど不思議に説得力あって、そういうスタイルあんまり好きではない私でも素直に、うん、うん、と見れました。なぜだ。進撃の巨人と何が違うというのだ。
というかこういうアニメに説得力があるから、なんか勘違いしてるんじゃないかな邦画界の人々。ドラマ学校のカイダン(広瀬すずのやつ)見てても思うんだけど。まぁいいや。

とにかくミュージカルが素晴らしかった。あと成瀬さんがアホ可愛かった。アホは人類の宝だぜ。



あっ、あの花は「あなる」って名前がなんかダメで見てないですけど、漫画は読みました泣きましたドラマはうっかり見損ねました。そんなスタンス。
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