Kumi

日本のいちばん長い日のKumiのレビュー・感想・評価

日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)
3.9
大平洋戦争ものを立て続けに。この作品は戦争映画と言えど、戦闘シーンは皆無。

終戦間近、ポツダム宣言を「受諾する」「受諾しない」の閣僚同士のぶつかり合いと、明治天皇のご様子、そしてその聖断によって受諾が決まったあとの玉音放送までの24時間で起きた将校たちのクーデターの話が軸になってます。

当時の人達、特に負け知らずだった陸軍からしたら負けを認めることは出来ない葛藤がよく描かれてて面白かった。
逆に海軍は当時各地で敗北していたためすぐ終戦に賛成している姿が少し滑稽に見えたかも。

あと、少し面白かったのは後半。
宮内省の役員たちかな?近衛師団に包囲されて建物内をウロウロしてる時の様子がコメディタッチで和ませてくれます。
「クーデターは、軍人に任せておこう!」なんか、可愛い。笑 もっと見たかったw
それでも玉音放送のテープを守って奪われないようにしてた。ちゃんと仕事してたんだ〜この人たち、やるじゃん!笑

キャストは役所広司、本木雅弘、山崎努、堤真一、松坂桃李など豪華メンバーばかり。監督はラストサムライに出てくる大村大臣(原田眞人)なんですね〜。

戦闘シーンが苦手だけど、戦争映画観たい!って人にはオススメです。

今作に限ったことではないですが、邦画、特に戦争ものや時代劇ってセリフが早口だし声小さいし、聞き取りづらくて体力奪われます。あれ何とかしてほしい。
もう、最近は日本映画でも字幕付きで観ます。笑
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