ポツダム宣言受諾の裏でのクーデターがあったという事実すら知らなかったので勉強になった。
全体的にエンタメ要素は排除しており、時系列に沿って史実を進めていくという流れ。
昭和天皇は理性的な判断をしており東條及び陸軍によって降伏の判断が遅れてしまったという点と、とはいえ国体護持に命をかけたにも関わらず上の決定で降伏することへの陸軍の抵抗は現代人でも理解できる。
ただ、この失敗から理性的な判断をその場の空気に惑わされずにすることの大切さというのを学ぶべきことだと思う。
立憲主義国家としては後世の人間に示しがつくようになんでもありの解釈改憲で進めて欲しくはないと改めて強く思った。
戦後70年と安保法案の議論が盛り上がっている今見る価値のある映画