レンタル0.99$だしまた公開してないしってミーハー心で借りて、たらたら流し見していたら奥さんと銃＆トラック強奪あたりで超惹きこまれた。
タイトルに反して直接的なバイオレントな表現はあまりない。画面の外では起こっているのかもしれないけれど主人公の目にはあまり触れない。ただずーっと不穏な空気が続く。取引相手との会話。取引相手全員と囲む円卓。雇った者との対峙。拳銃も軽率に出てくるんだけど、ほぼ撃たれない（少しは発砲するけどだいたい当たらない）。これがアメリカのリアルなのかなーと昨今のばんばん人が死んでいくアクションを考えながら思うんだけどそのぶん溜めっていうか。訴えてくるものがある。
主役の人、こんなヒスパニックど真ん中の顔で終始着くずれしないきっちりプレスしたスーツを着ていてお前がマフィアでなくて誰がマフィアだみたいな悪人面してるんですが、実にまっとうなビジネスマンで、そこなんかファンタジーみたいに感じてしまった。私はアメリカにどんなイメージを持っているんだ…
あと画面構成がポスターのように黒が引き締まっててカッコよかった。どこを切り取っても絵になるこの感じ。マッドマックスでも砂漠をかなり思い切ったオレンジに色調整してたけれど、この映画もかなり色調整加えてる感じ。カッコいいので私は好きです。
そしてラスト。やっぱりそっちのほうが気になるよね…。
[追記]見返したら冒頭にいくつか暴力っぽいシーンありましたわ…すみません流し見やってん…
