「ブリキの太鼓」の監督の作品だったので鑑賞。
パリ解放間近、パリの街を破壊せよとの命令を受けたドイツ軍の将軍、一方、それを阻止したいスウェーデン総領事の「駆け引き」がホテルの一室で行われます。
このあたりが、日本でいうと、三谷幸喜さんの舞台劇のような作品で好感も持てます。
どの作品にもいえるんですけど、ドイツ軍にも自分の家族を思うドイツ軍人がいたんですよ。
アメリカ人を主人公にしたアメリカ映画みたいに「アメリカは大正義、ドイツは極悪。だからドイツ軍はフルボッコしてもOK」のような超単純映画ではそのようなことは描けなかったんだろうな、と思うのが本作でのいい所ですね。