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スター・トレック BEYONDのMAOWのレビュー・感想・評価

スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)
1.6
監督変わったら更につまらなくなったパターン…(笑)

脚本Simon Pegg。
オープニングでいきなりSimon Pegg演じるスコットを褒めちぎりだしたのには笑ったww

あと、『インターステラー』みたいな不思議な球状のコロニーは良かった。

いいとこはそれくらいかな…。



まず、挟み込まれるギャグの間が悪くて分かりにくい。

次にアクションがありきたりで地味で、見せ方も上手くない。

ストーリーもごちゃごちゃしてないのに分かりにくい(笑)どゆこと?(笑)


メッセージ性もない。
「戦うことで強くなるんだー。」「いや、団結で平和だー。」ってグダグダやってて、浅すぎて何一つ心に残らない。

敵ボスの中身というか心情にも一切切り込まないから、
この話自体薄っぺらくなってるし。


助けたら実は敵だった女エイリアンも、
何かマヌケやしあっけなく死ぬし。

てか、今回のキーアイテムである兵器を頭に隠してたクルーのエイリアンさん、女エイリアンと見た目似すぎてて混乱したんだけど。

そもそもエイリアンのビジュアルが、どれも似たり寄ったりでクオリティも低いし、
なんかテンション下がる。

『ヘルボーイ』とか『THOR: THE DARK WORLD』みたいな、
テンション上がるような見た目にして欲しかったなぁ…。


物語の展開的にも、
転送とか船の動力とかラジオ放送とかラストのグダグダとか、
もう言葉のみで「〜すれば〜できるはず!」ばっか言うから付いていけない。

ラジオ放送で敵を倒すクライマックスは、
多少はアガったけど、いかんせん音楽が乗りきれない。

やっぱ贔屓目なしにしても、『Guardians of the Galaxy』がいかにすごいかを改めて思い知らされたね…。



そして、何よりこの映画がダメなところは、
上記で羅列したダメな点なんかよりも、
「きっと明日には何一つ記憶に残っていないであろう」っていう点。

ダメな映画やツッコミどころ満載の映画は、それはそれで楽しめるんですよ。

でもこれはほんと、面白い部分もツッコミどころも、何もかもが浅すぎて、
それこそが問題なんよ…。

頑張れよSTAR TREK…。
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