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近年でこんなに素晴らしい日本映画はないでしょう。心に染みるとはこういうことなのかと。ここまではっきり感じたのは初めてでした。徳江さんが本当に愛くるしい。
始まって数秒で観に来てよかったと思えた。全てのシーンが美しくて印象的。廃れていたどら焼き屋がひとりの老婆によって話題になり、なぜまた廃れてていったのか。本筋の物語もとても丁寧に描かれている。人は1人なら思いやりもあって優しい生き物なのに、群れになると無能で残酷な生き物になる。とても胸が苦しかった。
そしてこの映画のテーマである「生」の意味への問いかけ。
徳江さんの言葉が全てでしょう。
大好きな映画がまたひとつ増えました。あんの世界をスクリーンでいつまでも観ていたい。
