Netflixにて
今年のバースデームービー。
去年はフォレストガンプ笑
「私たちはこの世を見るために聞くために生まれてきた。だとすれば、なにかになれなくても私たちには生きる意味があるのよ」
何か映画を見るとこれはこういうことだ、と答えを求めてしまう自分ですが、この映画みたいな大きな物語の中の一部分を切り取ったみたいな、いわゆる「オチ」がない話でも、感じるものはあるなぁと思いました。
(上手く言葉にできない笑)
いわゆる、見るため聞くために生まれたなら、なにか腑に落ちるものが無くてもこの映画を見たことに意味がある。ってことだ!
自分でなにいってんのかわかんなくなってきた。
恥ずかしながらこの映画を見て初めて、らい病というものを知りました。
調べてみるとほんとに山奥に隔離されてて相当な差別を受けて生活していたと知りました。無知って怖い、ほんと罪。
今作でも病気の有無は関係なく、病歴があって見た目で分かればもうそれは世間的にはアウトなんだなって悲しくなりました。
ただ、それと同時に自分なら差別しないかって言われたら自信もってYESとも言えない自分にも悲しくなりました。
徳代さんはそんな差別や世間の目を受け入れ辛い思いをたくさんしたがゆえに、ほんとに心優しい考え方をもった素敵なおばあちゃんでした!
どら焼き屋での温かい雰囲気に包まれた空気感に、らい病というテーマが加わり重さや切なさの詰まった、考えさせられるいい作品でした。
立って歩ける、指が動く。そんな一つ一つの小さなことに幸せを感じたい。
誕生日に見れてよかった。