ミステリに見えるけど、ミステリ要素はあまりないヒューマンドラマ。
怒り のタイトル通り、各登場人物のその感情をいろんな角度から描いていた
怒ってる人って自分は今怒ってるって露骨には言わない。でも何かしらの怒ってるアピールをするから、大体はそれが伝わりやすかったりするけど、ちょっとのことで爆発するくらいの怒りを溜め込んでいる人もいる…
そんなテーマの話のように感じたけど
視聴後に視聴者側が何かを改めなきゃいけないとか、そういう説教？じみたものは何もなくて、後味は悪いけどそこはよかった。
わかろうとしない人には何を言っても伝わらないから、言葉を諦めて、行動で返すしかないのがラスト……
でも視聴してるだけだと辰也側に感情移入してしまって、相手の行動全てが良くわからなかった。後々思い返せば、行動が言動と噛み合わなくて変だったことに段々と気づくけど…
本当に面白かった映画だけど、とても再視聴する気にはなれない。救いはほとんどありません。
救いがないものを見たい時におすすめ！そんなときある！？
