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怒りのKのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.6
この映画のテーマは他人への「怒り」と自分自身への「怒り」だ。

人生に絶望し、他人を傷つけることでしか生きる意味を見出せない犯人の怒りは、標的を次々と変える刃となって人を傷つけ、やがて犯人が知りもしない人々の、愛する人を信じられなかった自分に対しての怒りを生んでゆく。

3つのそれぞれの舞台で繰り広げられる怒りの連鎖や交わりは最後まで予測がつかず、140分があっという間だった。

自分的今年のすごい映画。
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