ひ

怒りのひのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
3.1
2016年10月13日木曜日
まず本作のポスターをご覧下さい。

ありえないくらいの豪華面子。
みんな主役はれます。

渡辺謙さんを中心にうつるこのビジュアル。
映画を見てから思ったんですが
渡辺謙さんだけ正面向いてますよね。

そして宮崎あおいさんにはやや正面で光がいっぱい当たってる。

誰もが一つや二つ秘密を抱えてそれをもつことを楽しみにしている。
3つの事件や出来事が重なりあって犯人は誰か…
これがメインのテーマ、実に分かりやすい。
監督のすごいところは楽しい飲み会のシーンでも陰鬱な印象を見る人に与える。特に森山さんと広瀬さんの居酒屋でのシーン。和気あいあいとしているのになんか胸騒ぎがする。

それは必然的に沖縄と米軍基地が揉めていると映像で映し出したからか。店を出ると胸騒ぎはより高まる。そして事件は起こる。

嘘をつく自分と本音をさらけ出したい自分、2つの感情がよく出ているポスターだなと。

怒り
ていうタイトルだからずっと怒っているんかなと思っていたけど
実際のテーマは怒りの発端、嬉しいとか悲しいとかあるから怒りもある。

そんな感情があっても、人間は暮らしていけるし、生きていかないといけないことを訴えてくる映画でした。

でも犯人はあの人が出演してる時点で気付くべきでした。
1人だけズバ抜けてます。
ひ