｢良かった｣や｢素晴らしい｣の一言で片付ける事は出来ない作品。
観終わった後の憂鬱だったり、心のどこかで沸沸と嫌な気持ちがするということは、自分は生きているんだな、と感じる。
未解決の夫婦殺害事件の犯人を軸に、身元の知れない3人の男と、3人に関わるそれぞれの人達の物語。
どのベースの話も深く出来ていて、普通こういう物語はあの話が良かった、とか出てくるんですが、本当にこれは3つのストーリーを通して全て深く心に刺さった。
心の内底にある憤りや、燻ってる怒りは文字の方が表現しやすいと思う。
しかし、この作品は主要7人の演技力でそれを見せていた。
俳優魂を見せつけられた。
ネタバレに触れるような事は書きたくない。
原作未読であれば、兎に角レビューや前情報なしに鑑賞してほしい。
