やまだ

怒りのやまだのレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.2
怒りと悲しみと憎しみと憤りとぐるぐる渦巻いて観た後の体のざわつきがしんどかった

逃亡中の殺人犯に似た3人の男とその周りの人たちを描いてあるんやけど、其々でいろんな上に書いたような感情が生まれる展開が起きて、、
犯人も松ケン、綾野剛、森山未來の誰かなんやろうけどモンタージュや映像が3人の顔を混ぜたような顔やったり、全員怪しい人物やったりで最後まで分からんかった

ストーリーも良かったけど俳優の演技力がもうすごい

全員泣きの演技が本気
特に広瀬すずと宮崎あおいと妻夫木聡はもうさすが
どこにぶつければいいか分からん負の感情を吐き出す泣き方、本気で泣く時はああ泣くもんな

妻夫木聡のオラオラやのに優しくて弱い演技が好き
歳を重ねるにつれて男前が増してる
宮崎あおいのちょっと抜けた演技が合ってた、年齢を感じさせない
綾野剛のあの切ない顔はなんであんな胸を掴んでくるんやろうな
切な顔選手権男性の部1位くらいちゃん
沖縄の男の子たつやは全然知らん俳優やけど、自然に上手かったと思う

ストーリーの後味は悪い
特に広瀬すずと妻夫木聡やけど、全体的に救われない

でも謎に観てよかったと思うのは俳優が良かったからやろうな〜
やまだ

やまだ