本当に、本当に、震えました。
観賞前のネタバレは絶対厳禁です。ネタバレを目撃したら、恐らく観賞時の衝撃や面白さの90%は失ってしまうでしょう。
映画館で足が震え、瞬きをするのさえ危険だと感じたのは、初めてかもしれません。初代ゴジラを観た、戦後間もない当時の日本人たちが感じた衝撃を、今、私たちは体験できたのかもしれません。
あれほど平成シリーズが染み付き、ゴジラは既知の存在だと思っていたのにも関わらず、「あの生物は何なんだ…」と恐ろしくなる存在、それが「シン・ゴジラ」でした。
今の日本を見事に反映した今作、もはやこれは作り話としての映画ではなく、2010年代の日本がどうであったかということを後世に語る記録映画の様相を呈しています。