悟れアナンダ

シン・ゴジラの悟れアナンダのレビュー・感想・評価

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
5.0
ゴジラは海外版のものは全く面白くなかったので、
期待せずに鑑賞したのだが、
予想を大幅に裏切られた。勿論良い方向に。

ゴジラが最初に現れた時の政府のリアクションがリアルで笑える。
ゴジラ駆除に乗り出してからは、アニメチックであり、まさにエヴァンゲリオンさながら、どのキャラも味があり、見応え十分。

ゴジラの破壊シーンよりも、人間パートの方が多いように思うのだが、初代ゴジラを見返したところ、同じような感じだった。

ただ、今回の映画は、この人間パートが最高に面白い。
癖になる会話のテンポ。クスッと笑わせるやりとり。
そして、国民のために立ち上がる政府の人々が非現実的だが、カッコイイ。
非現実的といいながら矛盾してしまうが、リアルヒーローとは正にこのことなのではないか。

ゴジラの破壊シーンもカッコイイし、
段階をふんで徐々に覚醒していく様が面白く、不気味。

会話パートと戦闘パートの割合が良く、飽きさせない。