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トランスフォーマー/最後の騎士王のnobuoのレビュー・感想・評価

3.5
めでたくラジー賞最多ノミネートを獲得した問題作。映画としての出来は間違い無くダメなのに、何故かシリーズ中では二作目「リベンジ」以来に楽しく観られた。

もはや単体作品として楽しめるレベルで繰り出される後付け設定、ジェットコースターというよりも飲酒運転の暴走車と言うべき数々の展開、いきなり歴戦の勇士と化すマークウォールバーグ兄貴、度重なるオプティマスの自己紹介(3〜4回はしたはず)、危機感皆無な人類滅亡カウントダウン、そして過去三部作のとある重要人物のサイレント死亡...。
突っ込み所の多さは過去シリーズの比じゃない。もはや狂気的。

しかし今作の様々なおバカ要素は完全に開き直って撮られたものであるような気がして、そこまで悪印象は抱かなかった。
「ベイと比較するとエメリッヒのパニック描写って上手かったんだな...」「TFvs人間よりもTFvsTFのバトルの方が楽しい」という二点を再確認。
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