ダイアン

ラビリンス/魔王の迷宮のダイアンのレビュー・感想・評価

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)
3.0
監督は「セサミストリート」のジムヘンソン、製作にルーカス、主演にジェニファーコネリーとボウイ。二人以外はすべてマペットを使うというもう二度と叶わないであろうダークファンタジーの金字塔だ。
公開の1986年は「スターウォーズ」旧三部作を3年前に終え、すでにSF映画が地位を示しているし、CGも進歩を続けている。その時に子供向けではあるものの、恐ろしいくらいに動きの表情が豊かな大小様々なマペットが登場するのは圧巻。アナログな演技がこれほどファンタジックな世界観を作り出せるのはジムヘンソンの天才ぶりがうかがえる。怪物のルードなどはその後の「かいじゅうたちのいるところ」を予感させる(実際にジムヘンソン工房が関わっているし)。
独裁性とユーモアを持ち合わせたゴブリン王にボウイがハマっていること。グラムロックの世界観が彼を引き立てるし、ほかのロックスターで良いキャストはいないような。
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