教育方法について、何が良いとか悪いとかじゃないんだろうな。
最初、父親のベンも6人の子供達のためを思って森に籠って学校にやらず家庭内教育で生きる術や護身術、ミッションと称して万引きさせたりはちょっとやり過ぎな点もあるが、学校で学べる以上の事を教えようという気概はあったんだろう。
実際、子供達は小さな頃から難しい本を読み、そらで法律が暗唱できたり、長男は隠れて受けた超難関大学に全て合格できてしまうほどに育っていた。
でも、この父親の過ちは学びは本からだけじゃなくて、人と交わる事で得られる経験ってのが重要だと言う認識が欠けていたことだった。
途中、自分がこの家族に感じた違和感はこの社会性の欠如だった。
人間誰しも完璧ではないけど、例え勉強が出来ても、体力が人並み以上にあったとしても、他人と交われないというのは孤立してしまう原因になりうる。
でも、一方で他人様の事なのでそれは間違っているとも言いづらいし、結局、ご自由に。って、自分はそういう人とは静かに距離を置いちゃいます。