Syoh

はじまりへの旅のSyohのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
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20210915

父親が子供への教育方や生活に自分自身の教育が正しいと疑いもなく、子供も父親を信じきってる。
母親の死により、その葬式に出るために旅に出る。
旅の途中、子供がロリータを読んでいて
父親は子供に読んでどう思ったか聞く、
「少女をレイプする男が憎いし、同時に可哀想だと思う」というシーンは
父親が子供たちに強いてる生活はレイプでもあって、子供たちにとったら憎くも感じるし、同時にそういう生活しか出来ない父親を可哀想にも思うという事なのかなと思った。
結果旅の中で森での生活以外の世界を知る。
子供達の中でも父親の教育や生活に疑問が生まれ、信頼が揺らぐ、
また父親も子供を危険に晒してしまったりして、自分自身にも疑問がうまれる。
自分といると子供達の人生が悪くなると思い、妻の祖父母の家に子供達を残して行く。
でも子供達は父親のトレーラーに戻ってきる
普通だと子供達が祖父母に引き取られて、外の世界を知って行く感じの終わり方だと思うけど、父親が子供への教育や生活を改める所(学校に通わせたり)は改めて、大切だと思う所は残してという形でアップデートして終わるのが良かった。
どこまで自分と違うものを受け入れるか。
自分の良くない所を理解し改善するか。
何が自分にとって譲れない所なのか。
Syoh

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