とてもよくできた映画でした。
一言一言が生きていて、クスッと笑えるようなところから胸が熱くなるような切ないシーンまで描き方が絶妙でした。
いわゆる普通じゃない環境で育った家族、逞しくて誠実で感受性豊かな素敵な人達に見えるけど、側からすれば子供たちは虐待とも取られるようなぐらいに過酷な環境を強いられているとも見える。
ここが物語の肝で、言ってしまえば登場人物みんな正しいのではないかと思えるぐらい。
その正しさのぶつかり合いの中で、どう答えを見つけて行くのか、そんな深いテーマがあるように個人的に感じました。
そう、他人が口出すべきではない崇高なものとも思えるような絆の強さがこの家族にはあり、途中から映画観てるっていう感覚じゃないぐらいにのめり込んでました。
それぐらい全員体当たりで挑んだ作品だということものすごく伝わってきます。
すっばらしいです。本当に良い作品。
そして単純にあんな小さい子があのセリフ量、それも自然に言えている雰囲気だったのが驚き。
この家族同様、人間やればなんでもできそうですねホント。
