ロードムービー系が得意ではないけれど、
とってもとっても好きになってしまった。
文明の利器に頼ることなく
森の中で、自分たちの力と、知恵で生き抜いていく家族。
しかし、母親の死をきっかけに、
亡き母の遺言を守るというミッションのため、
家族は街へと旅へ出る。
キャッチコピーにもある
「普通ってなんだろう?」
ということを深く考えさせられる一作。
読書の感想を聞かれて
「interesting」
と答えると、抽象的なことばではなく、
自分のことばで話せと言われるところなど
印象的なシーンがたくさんありました。
特に最後の、家族みんなで歌うシーンは
ほんとにほんとに最高だった!
なんだあの美声。なんだあの子どもたちのかわいさ。
お母さんが亡くなってしまったことは、
ひとつの終わりではあるのだけど、
新しい家族のかたちのはじまりでもある。
原題が「captain fantastic」なのに対し、
「はじまりへの旅」という邦題の付け方も最高にクール!
舞台はアメリカなのですが、
北欧を感じさせるような映像美でした。