信念の元、6人の子供たちを文明から離れた山奥で育てる父親の話。
人里離れた山奥で子供たちを厳しく、心身共に鍛え上げているお父さん。
大自然で鍛え抜かれた抜群の身体能力を有する体と日々の読書で得た多くの知識で逞しく育っている子供たち。
しかし、ある事をキッカケに山から下りる事に。
自由に山で暮らしていた家族の目の前に立ちはだかるは秩序の維持の為に設けられた社会のルールだった。
すごく風変わりな家族の話なんだけど、簡単に変人！と片付けられないのが面白い。
身体能力も高いし、学校で勉強する以上に知識もある。
都会の暮らしを思い切り遠ざけて暮らしているだけ。
でも、一度、社会に出てみると浮きまくりの完全なるヘンコ家族。
その設定が面白いし、それがストーリーの肝になってくる。
突飛な教育理念だし、意固地な親父だけど、愛する者への想いは本物。
それを感じる映画。
全体的に面白いけど、最後の展開。
もちろん、愛する人の為、そういう展開になるのは分かるけど、結局その判断は進歩が見られない風にも取れる。
物語は登場人物の心の変化を肯定的に捉えて、良い雰囲気になるのだけれど、個人的にはなんだかスッキリしなかった。
ただ、葬式にカラフルなそれぞれの考えが詰まったお洒落着で家族が登場するシーンは気持ち良かった。
this is me!って感じ。
総評は面白い映画！です！
