ぎゃおーす

トラップのぎゃおーすのネタバレレビュー・内容・結末

トラップ(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告編に惹かれて鑑賞しました。
何より設定が面白い!
砂漠・地雷のセットでここまで絶望感を伝えることができるのかと思いました。
演出は他の戦争映画と比較すると見劣りしますが、この作品の魅力は銃撃戦などではなく、「主人公の気持ちの変化」にあると思います。

冒頭の銃撃戦での主人公デニスの冴えない顔、、、
相棒エリックという仲間を助けられず、「何もかも捨てて逃げたい」という気持ちでしょうか。そして仲間の誰よりも「死」に対する恐怖心が強いと推測できます。

そこから地雷を踏み、360°砂漠という相手にとって格好の餌食の中、直立不動・・・
自分が助かるためにはどのようにすべきか?ひたすら葛藤です。
仲間を殺すべきか、少年の手助けを得るべきか、家族に現状を明かすべきか、人質を助けるべきか・・・いや自害して自分だけ楽になろうか、、、

この葛藤がデニスを強くさせ、ラストの行動に繋がったのではないかと思います。

低評価には正直驚きなのですが、主人公と同じ窮地に立たされた気持ちで鑑賞することをおススメします。

「いざ勝負だ」「何があっても見捨てない」

自分にとっては、カッコいい男の生き様をみれました。満足です。
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