監督のライアン・クーグラーのリアルタイムな若者目線が気持ちいい。
もう、とにかくオシャレなんだわ、この映画。
「ははーん、お前、現役のオシャだな」と思った。
(褒めてる)
だって、クリードの彼女が、ダウンテンポ系の歌手で、クラブで歌ってたりしてちょーイケテル女子だからね。
初めてのデートで行くお店もサムアップだし、
はじまりのうたでおなじみのヘッドフォンシュアも出てくるし、
クラブ絡んできたチンピラのおファッションも現在進行形だし、
「あれ?俺、何の映画観てるんだっけな?」って思った。
訓練シーンのクライマックスはPVみたいだった。
対戦相手のデータがグラフィカルに出てくるのが違和感があった。
あと、クリードのウエアが全部NIKEなのも気になった。
ふわっと代理店臭がした。
スタをすごくやさしいおじいちゃんとして描いていた。
俺はおしいちゃんっコだったのでたまらないものがあった。
スタがやさしすぎて、訓練シーンが辛そうに見えなかった。
汗の臭いがしなかった。
現代っこの感覚なのかな。
フィラデルフィアの街並みがとても素敵に切り取られていて、街を描くことにこだわりを感じた。
前作もそうだったが、下町が好きなんだろうなー。
映画が進むにつれてさりげなく人生を語ちゃったりして、大人感出してるわーと思った。
アイデンティティーを見つけることが人生のスタートだというのが興味深かった。
男たるもの男タント、
人生は厳しい戦いで、
その戦いに1人で立ち向かうのは辛いから、誰かに寄り添ってもらえっていうのは、
40代のおっさんには現実的ですっと入ってきた。
了解しますた!
ってことで、この映画が2015年最後の映画になった。
2015年のベストはプロフィールで更新してます!