渡辺

クリード チャンプを継ぐ男の渡辺のレビュー・感想・評価

5.0
「父親のようにさせたくない」「やらせてくれ。証明したい」「一体何を?」「俺は過ちじゃないと」「……やれるさ。お前は"クリード"だ」

恵まれてると妬まれた男の、世間から蔑まれた男の、孤独だった男の、名前に苦しめられ続けた男の物語。
これが、これこそが名作ロッキーシリーズ真の最終作。

ファンは続編の報に期待で胸を躍らせながらも「アポロの息子?これ以上自分で自分の栄光を汚すのはやめてくれ」そう思っただろう(それは恐らくファンであればあるほど)。
しかし、ファンであればあるほど胸を震わせられる素晴らしい作品だった!
これがロッキー?と聞きたくなるような、これまでのシリーズ(特に1〜4)の足跡を踏みしめながら進化させた、ロッキー1とコインの裏表になったような素晴らしい脚本、クリードのアポロ譲りの「ワイルドじゃない」黒人ファイターっぷり、歳を重ねたスタローンの名演…本当に素晴らしかった。
のっけから「これが真のロッキー5だ!」と言わんばかりの脚本には、5を名作だと思っている僕は苦虫を噛む思いだったが終幕まで見たら認めざるを得なかった!

これまでのシリーズ同様「男とは、戦うとは、人生とは、こうだろう!」と語ってくれるロッキーらしさに加え、iPhoneやYouTubeのシーンに象徴されるように「過去の栄光があるからなんだ!俺たちだってやれるんだよ!やりたいんだよ!」とも雄弁に語ってくれた!愛すべき!素晴らしい作品だった!
ライアン・クーグラーにありがとう!スタローンにありがとう!ロッキーにありがとう!そしてクリードにありがとう!