やっぱりラストは謎を含ませたままのフランソワ・オゾン。
うーん……
うううーん……
確かに偏見があるというかステレオタイプ寄りのキャラクターでしたが、良い人には違いないジルが不憫。
いわゆる「目覚め」の時期はそれぞれだろうし、更にそれを受け入れるまでも葛藤やらで時間がかかるんだとは思うのだけど、なんか腑に落ちずに終わってしまった。
いや、でもこのくらいの自分勝手さがないとフランス人じゃない気もするし、オープンに生きるのは難しいのだろうと思う。
観終わって振り返れば、クレールは、ドレスアップする時や職場以外では、パンツのみ、化粧っ気もほぼなく、マスキュリンな格好をしていて、それもフラグというか、暗示させるひとつになっていた気もします。
最初から、恋をしたと言っているしね、本当に恋だったのでしょう…。
うーん…でもなんか納得いかず終わってしまった感があって消化不良。
決して嫌いな作品ではないですが、うーん…そーかぁ…て感じです。