キム・ゴウン主演作なので鑑賞。
うーん…うーん…何というか、どうしたかったの？という印象。
部分部分では良いシーンがあるのに、それらの方向性が全てバラバラで、まとまっていないと感じてしまった。同じ作品のシーンとは思えず、明暗の対比としても、そこじゃ無いだろ感。
バッドエンドでは無いのは良いけれど、唯一の肉親を殺されて、自分も殺されかけて、あんな現場にいて、あんなに何事も無かったように生きれる？えっ？えっ？と疑問符がついてしまう。
・ボクスンとナリの絆が深まる過程
・サイコパス殺人鬼だけど家族が酷すぎて可哀想に思えてしまうテス
・すれ違い、追って追われるスリラー
どれかに絞ってくれたら良かったのに。
イ・ミンギは、どうにもクムスンを始めとして明るく情の深い青年のイメージが強く、個人的にはサイコパス役はハマり役とは思えなかった、のだけれど、もしテスを掘り下げて描いていたら感想は違ったかもしれない。テスは殺人鬼だけれど、同情してしまうところもあり、キャラクターとしては魅力的だった。サイコパスに垣間見える人間味がもう少しあれば、イ・ミンギがもっとハマるような気がする。
あと、どうしても気になってしまったのは冒頭のばあばの太陽…あそこに無駄なインパクトを与えたのは…一体… 笑ったけど。
