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あえかなる部屋 内藤礼と、光たちのwksgknchのレビュー・感想・評価

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以前から気になっていて、観たかった映画、
しかも中村監督のトークショー付き。
それは行きますよね。

あえか、とは弱く、頼りないさま、の意。

内藤礼さんの全霊を賭した活動、
そんな内藤さんの内面へ迫りたい中村さん、
少しずつ心を開く内藤さん、しかし内藤さんの時折突き放すような言葉。
それはあくまで自分が活動することが最優先されるから故。

そして後半は内藤さんを、内藤さんの作品を中村さんの表現というか、
中村さんを通して、また映画としてどうするか、などまあ様々な思いから
その後出会った5名の女性との対話を通して、表現していった。

豊島美術館、西沢立衛の設計で建築業界でも私の中のベストの1つ。
そこにある作品『母型』
ここに訪れる5名の女性の想いやそこで過ごす感じはぐっと引き寄せられた。
未見なのだが、その空間は凄まじいものであることは想像に難くない。
また、場所や造り方なども凄くて、とにかく行かないといけないな。
なんとか。

内藤さんから放たれる言葉は自身の中で深く深く潜って
なんとかカタチを保って出てきた言葉で、
そもそも作品で表現すれば良いと思っているわけで、
言葉にした時点で、、、ということで、その言葉の表現にとても神経を使っているなと感じたし、納得できた。
アトリエや好きな作家など、内藤さんの思考を少し知れたのは
とても貴重な体験だった。
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