あえかなる部屋 内藤礼と、光たちの作品情報・感想・評価・動画配信

あえかなる部屋 内藤礼と、光たち2015年製作の映画)

上映日:2015年09月

製作国:

上映時間:87分

3.5

「あえかなる部屋 内藤礼と、光たち」に投稿された感想・評価

tony

tonyの感想・評価

3.7
アーティストはメディア化してはいけない。
豊島美術館には高解像度の時間が流れている。時間というより形而上の時というのが適当か。コロナで世の中が止まっていたが、私たちは自然を通して時間が流れていることを教えてもらった。そして時間が流れていることに安心した。あそこの時間には方向も長さもない。何かが変わったり動いたりしていることを感じ、時間が流れていると認識する。方向も長さもないから、いかなる人にも、その人の時間が流れる。そして安心する。
静かで綺麗。
形容し難いけど、生まれた意味や生きる意味、死ぬことを知る気がする。
愛

愛の感想・評価

-
「思う」「考える」ではなく「感じる」映画だ。
不思議とそれが許される気がする。
Watarutak

Watarutakの感想・評価

4.5
わたしたちはみな
女性から生まれる

いつか死ぬ

大きな生がある
中村佑子
🇯🇵『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち(A Room of Her Own: Rei Naito and Light)』
現代美術家、内藤礼の代表作「母型」に集まった5人の女性達の心の解放を捉えた作品。
当初は内藤礼ご本人の製作過程に密着したドキュメントの予定だったらしいが、途中で取材拒否となったため記録と虚構の狭間の様な独自の映像表現へとシフト。
それが不幸中の幸い。
波間に揺蕩う小舟の如く、母胎へと優しく包み込まれてゆく様な不思議な感覚へ鑑賞者を誘う。
女性達へのインタビュー含め、もう少し言葉少なでも良かったが。
けたたましい現代社会の潮流から逸脱して思想の高み、或いは内省的鋭さを以って己の存在理由を突き詰めて行く。
自分自身と向き合う時間、好きな世界観。
「あえか」か弱く、頼りないさま。華奢で弱々しいさま。美しく儚げなさま。
過去鑑賞

あんまり覚えてないけど、
大学の授業で観た。よかった気がするけど…(途中ウトウトしてたのかもしれない)
忘れてて、正しい評価が付けづらいから、スコアなしにしておく。
qm

qmの感想・評価

-
生の無根拠性について
自分を生きることについて見つめること
他人
シモーヌ・ヴェイユについて
haikei

haikeiの感想・評価

4.0
内藤礼の作品が私には必要、とずっと思っていた。まさにそのことをこの映画の監督が冒頭に言い、内藤礼本人もまた同じようにそう言う。私たちはマクロの視点においては、他のものたちと同じようにカテゴライズされてはまるで存在していないかのように淘汰されてしまうことがある、それでも生きて活動している、その為に時々はその存在を感じていたいと思っている。この映画には決定的瞬間はないけれどそれが故にありがたい
Osamu

Osamuの感想・評価

3.8
永遠に完成しない未完成を観た、という感じ。

内藤礼の姿を映さない内藤礼に関するドキュメンタリー。

撮影の途中で内藤礼に半ば拒絶されて、おそらく製作開始前のイメージとは全く違うものが出来上がったのだと思うけれど、こういうのもアリだと思う。

立派に完成しているとも思わないけれど、無理矢理完成させたとも思わない。

結局、監督自身のことを映しているのかな。内藤礼との関わりの中で考えたこと、感じたことなど。

この夏、豊島に行って『母型』の中で感じたことが再現した。きっと同じように感じた人が撮った作品だと感じた。
内藤礼について知りたくて。

あのひとのこと全く知らなかったけど、とても静かで繊細で品があると思った。

あれくらいの危うさを併せ持っているからこそ創れるのだとおもう。いつも何かを問うていて、何かと隣り合わせなのだ。


母型も、ほかの展示も見たいと思った。



取材を断られた時点で、正直これはもうそれ以上の形をなさないのではと思った。

そこからの展開はおまけみたいな感覚だった。演者が出てきてしまったらフィクションとノンフィクションの境がなくなってしまう。
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