おいものたたみ

アリスのままでのおいものたたみのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
3.8
辛いテーマだなと、思いながらも鑑賞。

ジュリアンムーア、本当にステキだった。

印象的だったのは、賢く冷静でかっこいい妻が、夫の横で未来に絶望して嘆くシーン…

あんなにおしどり夫婦だった2人も変化していくところがリアルだった。
でも妻を尊敬して愛していたからこそ、変わっていく妻を見るのは耐え難いことなんだろうな。観てるこちらも、なんとしんどく辛いことかと思った。

どうして私が…なぜ?と、人生には理不尽に感じることが突然やってくる。
アリスも今まで積み上げたものや自分の知識が崩れ去っていく…
心が痛かったです。

今年は自分の身内に不幸が続いたりして、死について考えることが多かった。
人はなぜ死ぬのか?どうしてこんな辛い思いを神様はさせるのか?ばちが当たったのかとか、考えても理由なんてないし、本当に考えても仕方ないことなんだろうな。
周りの大事な人を想うと、この先に待つ別れが本当にきつい。

めちゃくちゃ映画から脱線したけど、以前は観れなかったこういうジャンルを今は観るようになった。リアルに感じられるようになったからかもしれない。

娘たちもそれぞれ印象的だった。