アリスのままでの作品情報・感想・評価・動画配信

アリスのままで2014年製作の映画)

Still Alice

上映日:2015年06月27日

製作国:

上映時間:101分

3.7

あらすじ

「アリスのままで」に投稿された感想・評価

みーる

みーるの感想・評価

4.0
終わらせ方がずるい…。
若年性アルツハイマーにかかった女性とその家族の葛藤と選択。
誰が間違ってるわけでも無いことが辛かった。
ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしくて、アカデミー賞受賞は納得。
カメラのピントのずらしの使い方が直球過ぎるけど効果的だった。音楽も良い。

このレビューはネタバレを含みます

若年性アルツハイマーにかかった女性とその家族(夫、三人の子供)の話。
最後自殺してしまうのではないかと思ったが、未遂に終わる。
飛躍するかもしれないが、将来的な自身の親、妻に対する介護についても考えるきっかけとなる映画だった。
ずっと一番冷たいかのように評価されていた末娘が、最後はひとり寄り添ったのは、何か個人的に辛さもあった。。。
末娘に幸あれ。
KnI

KnIの感想・評価

3.5
「確かさを失っていくんだよ」
認知症の第一人者が認知症になったというドキュメンタリーでの、自分がかなり印象に残っている台詞の1つ。

見える景色は変わらないが全てが曖昧になっていく認知症。
そういった方にどう接していくべきか、自分の姿を内省した。
50歳で若年性アルツハイマーを発症。
とても辛くて怖い話でしたが、家族がみんな凄く理解があって優しく献身的に最善の介護をしてくれる。不幸な中では、限りなく幸せなケースだと思いました。
(ダウンロードして持ってきました。中国では観られません。皆様、好きな映画観られるのは、当たり前ではない幸せなことなのです)
Peter

Peterの感想・評価

3.6
主人公の演技が凄いが、それだけにより一層この病気のやるせなさが伝わってくる。反発しながらも最後まで寄り添う娘、エンドロールへの入り、涙なしには見られない。
YOKO

YOKOの感想・評価

3.7
50歳で若年性アルツハイマーになってしまったアリス。
言語学の大学教授をしていて、とても優秀だったのに。。。

普通に生活していて、記憶力が悪くなっただけでも焦るのに、若年性アルツハイマーなんてもの凄いショックだと思う。
だから記憶力がまだ大丈夫なうちに、あのメッセージを残したんだろうけど。

介護する家族も大変だと思う。

普通にあり得る事だけに考えてしまう。
S

Sの感想・評価

4.1
アリスはいつまでアリスなのでしょう。
何があれば、魂は彼女の魂のままだと言えるのでしょう。
記憶だけが自分を自分たらしめる?
アルツハイマーの人を見ていても、どんなにボケても、一瞬正気を取り戻したように表情が輝きだして、“あの時のあの人”である瞬間が必ずある。
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言語学者としてキャリアを築き、医者の夫と、優秀な子供たち。女優志望の次女だけが心配の種。
完璧な幸せを手に入れたアリスがある日、若年性アルツハイマーと診断される。
お涙頂戴の感動モノにせず、日に日に悪化するアリスの状態と、それを支える家族の生活が淡々と丁寧に描かれる。それが優しくもドライなところが妙にリアルでよかった。
ラストも「あ、これで終わり?」というくらいあっけなく、それが逆にこれから続く長い長い介護の日々を感じさせて、考えさせられた。


何気ない家事のやり方が分からず、混乱してしまう姿
記憶が零れ落ちる恐怖、遺伝性疾患ゆえの子供への申し訳なさ
介護施設を見学して将来の自分の生活を想像して絶望する姿
「ガンだったらよかった、恥ずかしくないから」健康な身体で精神が衰えていく苦悩が痛いほどわかる言葉
今の状態を知られまいと、友人家族との食事をわざとすっぽかしたり
自尊心や、家族へ迷惑を掛けまいとする想いから、自殺の方法をパソコンに記憶するも
その動画を見ても、理解できない程に症状が悪化していく姿
理知的で硬質な美しさを持つジュリアンムーアが、徐々に感情を失い、あのボケた人特有のうつろな表情になっていくのが名演だった


対する家族も、
妻を支えようとするも、変わってゆく彼女の姿を直視できない夫。
「私が私でいられる最後の夏、ギリシャへ旅に出たい」と言われても、仕事もあり、休みを取れない。何をしだすか予測もつかない妻と旅には出られない現実。
経済的、自分のキャリアのため、彼女との生活は出来ない、色んな理由から転勤を選ぶ夫。でも、やさしさがないわけじゃない。

長女は若年性アルツハイマーの遺伝検査が陽性。将来的に彼女も発症する可能性があり悩むが、長年続けた不妊治療を辞めることなく、子供を出産する。「遺伝する可能性が高いけど、それでも子供を産みたい」その決断も、なんかリアルだなと思った。

夫、長男、長女が「お母さんを施設に預けるのが全員の幸せ。お母さんだってきっとそう思ってる」って3人で言い聞かせる隣で、分かっているような分かっていないような表情で、ソファに寝そべるアリス。
この場面もめっちゃリアルだと思った。私の祖母もそうだった。
実家で支えるだけが美徳じゃない、それぞれに生活がある。それは悪いことじゃない。でも、悩む。

最後、家族で一番の問題児だった次女だけが、アリスがアリスである尊厳を大事にして、世話をし始めるのも、さもありなん。
それだけが、母や家族が認めてくれて、次女が次女として、家族のなかで存在できる理由でもあるっていう辛さも感じたり…。
キャスティングも長女がケイトボスワース、次女がクリステンスチュワートなのもめっちゃハマってた。

アリスのスピーチシーンは特に考えさせられました。

私の人生は記憶に満ちている。記憶は私の最も大切な宝になった。
私が人生で蓄えたすべてが、努力して得たすべてが剥ぎ取られていく。
以前と変わったのは、周りの目線だけでなく、私たちも、自分を見る目が変わってしまう。
色んなことが出来なくなる。だけど、それは私のせいでなく病気のせい。
病気に苦しんでるのではなく、闘っている。
瞬間を生きていく。
snoooopy

snoooopyの感想・評価

4.0
見ていて胸が痛む映画…
アルツハイマーはいつ誰がなるか分からない
50歳でバリバリのキャリアウーマンだったアリスが
日に日に物忘れがひどくなり病院に行く…


アルツハイマーに罹患した人の
初期症状や、何も分からなくなる瞬間
だんだん気力がなくなる様子、
家族の葛藤・支え、
赤裸々に描かれていて、見ていて切なかった。
yum

yumの感想・評価

3.7
病気が題材の話は大嫌い。やるせなさが残る事うけあいだから。
なのにジュリアンムーアの素晴らしさが観たくて見てしまった。
若年性アルツハイマーと闘う姿を焼き付ける名演だった。素晴らしすぎて、やはり胸にやるせなさが残る、、、。
マヒロ

マヒロの感想・評価

4.0
言語学者で大学教授でもあるアリス(ジュリアン・ムーア)は、医者の夫(アレック・ボールドウィン)と共に三人の優秀な子供たちにも恵まれて幸せに暮らしていたが、ある日突然日課のジョギングの最中に走り慣れた道が急に分からなくなったり得意料理のはずのお菓子のレシピを忘れてしまったりする。不安になって医師の診察を受けると、彼女は若年性アルツハイマーであると診断される……というお話。

人間が持っている物の中で、他の者が唯一干渉できないものが脳の中の記憶とか知識であると思っていたんだけど、アルツハイマーという病気はそこすら蝕んでいくという恐ろしいもので、今作のアリスのように人一倍勉強して知識を得ていた人であれば尚更ダメージが大きいはず。
アリスが罹ったアルツハイマーは希少な遺伝性のあるタイプで、彼女が父から受け継いだように子供たちにもその遺伝子が受け継がれてしまうことがあること、人によって進行度が違うが知能の高い人ほど進行が早い傾向にあることなど、病気について知らなかったことを色々知ることができた。

変に盛り立てることなく淡々と事象を描いており、聡明なはずのアリスが徐々に様変わりしていってしまう描写がジュリアン・ムーアの演技力も含めてかなり辛いものがある。実話を基にしているからというのもあるんだろうけど、協力的だったと思ったのにジワジワ心が離れていく様が見て取れたり、逆に仲が良くないように思えていた人が大変な時に手を差し伸べてくれたりと周りの人の反応も実にリアル。
いわゆる「難病もの」だけど、家族の絆だのなんだのという感動路線を往くのではなくて、あくまで病気に立ち向かうことになった1人の人間の物語として地に足付いた演出が心地良く、一方で無差別に襲いくる病気の恐ろしさもしっかり描いているバランス感覚の良い作品だった。

(2020.174)
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