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ボーダーラインのmacaroniのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.0
FBI捜査官のケイトは、アリゾナでの誘拐事件の捜査中に爆弾事故に巻き込まれるが、その後上司の推薦により誘拐事件の主犯格の捜査チームに加わることになる。ケイトは捜査チームでコロンビア人のアレハンドロと出会うが、アレハンドロや捜査チームによる法を度外視した捜査方法に疑問を感じていく。

・ ・ ・ ・ ・

設定などある程度の知識が要求される内容で、自分も正直見返さないと全容をさっぱり理解できなかったのですが、内容的にも全容がわからないとというテーマが含まれているので、そういう意味では正しい見方だったのかも知れません。

一方アクションシーンとしての見所が多く、オープニングの人質捜査から一気に引き込まれ、序盤の渋滞シーンでの緊張感、終盤のサーマルスコープ越しの異世界感など、わからないなりにあっという間に見終わってしまったという印象です。

主人公のケイトの存在感の薄さが気になったものの、観客と一緒に理解不能な捜査に巻き込まれていくという目線では重要な役割だったのでしょう。そして今回は何と言ってもベネチオ・デル・トロ演じるアレハンドロのキャラクターにつきます。初登場の飛行機でのなんか頼りなさそうな感じから、その後の得体の知れない獣のような姿が圧倒的でした。

続編も公開されているようなので、そちらも是非見てみたいと思っています。
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