ボーダーラインの作品情報・感想・評価・動画配信

ボーダーライン2015年製作の映画)

Sicario

上映日:2016年04月09日

製作国:

上映時間:121分

3.7

あらすじ

「ボーダーライン」に投稿された感想・評価

シュウ

シュウの感想・評価

4.5
映像、音楽、そして役者の演技で作品中ずっと緊迫感を途切らさせず終始不穏な世界観に観ているものを没入させることに成功している

世界が綺麗ごとでいかないのはわかっている

ただ、本当にこんな血で血を洗うようなやり方でしか解決策はないのか
むしろこのやり方が、悪を生み出し続けているのではないか

同監督の「メッセージ」で、異星人に対して「麻雀を通してコミュニケーションをすると「勝負」の言葉ばかり伝わってしまう」というくだりがあった

まさにそう
彼らは勝負、戦場の言葉しか持っていない
その土俵で解決を試みたら
相手もその土俵で抵抗してくるのだ

終盤で「誰が始めた?」というセリフがあるが、まさに卵、鶏の世界
武力で押し潰すやり方は新しい悪の目を生み出すだけ
これを終わらせるには今乗っている土俵から一度降りるしかない

この負のスパイラルの深刻さと、
そこから降りること難しさを痛いほど実感する
atto

attoの感想・評価

3.7
ヴィルヌーヴっぽい音楽だなと思いながら観てたらヴィルヌーヴの作品だったという。

内容の常に緊迫感離れない緊張感と深すぎるまでに美しい夜の空がまた対照的で。

目の前にある自然はただただ美しいものである筈なのに。
Mikitty

Mikittyの感想・評価

3.7
アメリカ政府とメキシコの麻薬カルテルの戦いの話で、まるでドキュメンタリーを見せられているかのように描かれている。FBIの女性捜査官ケイトが政府の要請で麻薬カルテルの撲滅作戦に参加し、メキシコ側のアジトに行くのだけど、麻薬カルテル側は当然ながら、アメリカチーム側も法律やルールなく、ただただ殺し合う世界に、自分自身もルールを破る側に巻き込まれていき、やり方に疑問を持ち、自身の倫理観を問われる。見ている側もケイトの視点を通して、この戦いは果たして正しいのか?という問いが浮かぶし、カルテルのボスの「誰が始めた?」という言葉を通して世界全体での戦いについて考えさせられる。
tkyk

tkykの感想・評価

4.7
個人的には麻薬戦争の映画としては傑作と言える映画だと思う。
「ナルコス」を観て麻薬戦争の過酷さを知ったが、その過酷さを2時間にまとめている点が素晴らしかった。

麻薬戦争と言えばCIAの超法規的行動による暗躍と警察の買収、カルテル同士の競争が肝となるが、2時間でそれを全て網羅していた。
確かにアメリカでのボスが1人で移動する点や買収された警察に遭遇する点、1人で簡単にトップにたどり着いちゃう点はご都合的ではあるが、それを上回るほどに麻薬戦争に関わる人々を漏れなく描いていた。特にカルテル側の人物に家族がいることを画で見せており、視聴者に善悪の境界を持たせにくくしている語り口は素晴らしかった。カルテルがやる事は許されない事ではあるが、それを単純な悪として切り捨てて良いのか考えさせるものだった。

演出も素晴らしかった。全体的に暗い場面が多く、この映画の緊迫感と落ち着いた雰囲気を演出していた。明るい場面はメキシコの空撮が何度か映され、南米の風土も相まって乾いた空気感が出ていて、映画全体の落ち着いた感じに合っていた。
個人的には序盤の国境でのシーンが1番好きだった。あのシーンでメキシコ警察の買収とカルテルの残虐性とアメリカの超法規的行動を全て見せており、麻薬戦争の無秩序が伝わった。
国境近辺では車内からの視点となり、カルテルに見張られている緊迫感をケイトの視点から体験できたのがとても良かった。
音楽も素晴らしく、重低音が緊迫感を十分煽っていた。

この映画は「麻薬戦争に勝つには法の遵守という綺麗事は通用しない」とでも言わんばかりにアメリカの超法規的行動とそれに困惑する人物を描いているが、カルテルの残虐性を見せることで、観ている側も「正義のためには法を破ることも仕方ないのでは」と思ってしまう。
さらに一見悪だと思っている人物にもその悪を働く理由としての正義がある事が描かれるので、争いは終わる事がないと思わされる上に、争いを止められない人間の愚かさまで感じた。
ベニチオ・デル・トロの雰囲気と演技がとてつもなく素晴らしいのは言うまでもない。
Netflixで「ナルコス」と「ボーダーライン」を両方観ることを強くお勧めしたい。
世界には、ここまで秩序のない世界があるのかを考えさせられる映画でした。
N

Nの感想・評価

3.8
米国と麻薬組織との闘い。

トランプがアメリカとメキシコの国境に壁を築きたくなるのも分かる気がします。。
百

百の感想・評価

3.7
フアレスの麻薬カルテルが生活と隣り合わせで、何も知らないこちらが入り込んでハラハラするリアル感😨鬼デルトロ様かこよ…❣️
Rufice

Ruficeの感想・評価

3.7
毒を以って毒を制す、という映画。
悲しい過去があり復讐のために戦う暗殺者(=sicario)なんて…王道すぎて応援しちゃう😆
“You will not survive here. You are not a wolf, and this is the land of wolves now.”
せいけ

せいけの感想・評価

4.0
なんともスッキリしない終わり方
もちろんいい意味で
この映画全体を支配するベニチオデルトロのダーティーな存在感
もはや感情などとうの昔に捨てましたよとばかりに極悪非道な操作を続ける
あまりの徹底ぶりにこの作戦の行く末が気になってしまう
まさしく怖いもの見たさ
この男の憎悪に情状酌量などという境界は存在しないので本当に見なければよかったという気持ちになる
エミリーブラントの疎外感、正義感も含んだ演技も作品のテーマ的にまた深さをもたらしていた

このレビューはネタバレを含みます

デルトロ先輩目当ての鑑賞♡
やっぱりデルトロ先輩の面が良すぎるんじゃよ(それしか言えない人)最後復讐する為に容赦なく全員ぶっ殺すデルトロ先輩…やっぱりスペイン語はセクシーだし境界線の所での急な銃撃戦も、最初の死体の数々もむごかったな。やっていいことと悪いことのボーダーライン。後やっぱり銃構えるエミリーブラントさまは最高の極みでございます。
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