蒼い六連星

ディバイナー 戦禍に光を求めての蒼い六連星のレビュー・感想・評価

3.5

戦争映画なんですが、
壮大なドラマですね!

メイキングも観た事で、
内容に深みを覚え納得を得ました。

テーマや世界観、ストーリーは
ブラす事なく進むので、
観ていて意外にも映画の世界に入り混みやすかったです。

この映画の良い所は、
ラッセルクロウの父親役を含め、
全てのメーンキャラクター達の
配役がピッタリで、セリフは
そう多くはないせいもありますが、
演技力のみで視聴者に伝えてくるモノがあるところです。(これは言葉では表現しにくい)

映画でも流れてたのですが、
戦争で戦う者全てに、
愛するもの(人)、守りたいものがあり、
戦争を決して肯定してはならない。
他人を受け入れ理解する。
そんなメッセージが背景にあります。

この映画の痛烈だったワンシーンの
セリフは、

鉄道でギリシャ兵に襲撃され、
トルコ兵であるハーサン少佐とその部下が
殺されそうになった時に、
その部下が、
『オーストラリア人よ、
私たちの国を何も知りもしないくせに
勝っ手に侵略してくるな』

と言ったシーンです。
これは戦争にしろ何にしろ、
いま現在にも言える事だなあと。

最後は、3人のうち息子1人を
探す事が出来ハッピーエンドに
終わってくれて本当に良かったです。
蒼い六連星

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