とてもよかった
美しい映像、美しいキャスト、美術…
純粋さが簡単に毒されていく
狂気と美しさが入り交じる目紛しい映画だった…ただ、純粋さも狂気だ
晴れやかで艶やかな華やかな世界
その裏には残酷で嫉妬と執着に塗れている
それが狂気で残忍で、美しいと思ってしまう、(ただし表面上は)
ファンタジー、ホラーとも言えるが、底無しのリアルだった
タイトル通りの「悪魔」の概念・メタファーを前面に押し出してる感じが良い
ショーのシーンなど現代的かつ抽象的な魅せ方をしているのも面白かった
(演出が長いので10秒飛ばしして戻るを繰り返して観ていたけども)
三角のあのモチーフ(ネオンだったね)も悪魔的ということと子宮を暗喩していたのがわかったのでその辺も楽しめた
ネオン=悪魔としていろんなメタファーになっているように思う
意外と作り込まれた作品なのでは
・華やかな世界は──
・三角のモチーフは──
みたいなかんじ
もてはやされていくなかで傲慢になっていく
人からの尊敬や嫉妬の眼差しは時に刺激的で毒だ
自分がただしい、自分がいちばん、自分は神さまだとおもってしまう、自分が世界の中心だと
つまりは調子に乗るとか、イキるとかそういう類のこと
愛されているのだと勘違いしてしまう
きっとそういう「邪」や「悪」に取り憑かれた人たちの末路なんだろう
本質は心であり、それが自然体の美しさになる、わたしはそう思った
ここまでの話はもちろんないけど、こういうヒロインみたいな人よく居る
バランスを保つことが重要だとやはり思う
処女というキーワードで、まず小野小町やエリザベート・バートリのことを思い出す
とても美しいのに、気持ち悪くて吐きそうな気さえした
イっちゃってる奴は極論になるので、本当にここまでいく人はいるし、形は違ってもこういうことはあるんだろうなと思う
ヒロインは可愛く美しかったし、先輩モデルさんも素敵だった
最初の彼の写真からのラストよかった
いろいろと伏線になっているところもいいね
美しさはやはり中身だと思うよ私は
ボーイフレンドになりそうだったあの男の子は最初からすべてを見ていたからあの作品が撮れたのだなと解釈してしまった
あの子みたいな人が好きだわ
哲学して居たいね
フランス映画なのね、そんな感じするわ…
映画的に?映像的に?はいいと思うけど、好きかと言われたら微妙かもしれない、とても難しい…
でもあの終わり方ということは、きっと監督は悪魔寄りなのかなと思った
起と結があまりにも対称的だ(個人的解釈)
ああでも、「何してでものし上がってやる。」っていう感覚自体は嫌いじゃないしリスペクトもしていて、ボーイフレンドにも共感してるからこそ画ける世界でもあったのかなと思うと府に落ちます、わたしは監督じゃないから監督がどう思ってるかはわからんが(わたしは全くボーイフレンド側ですけど、気持ちはわかる)
とりあえず、ずっと観たかったから観れてよかった
もう少し書けることがあるだろうけどこの辺にしておく
ていうか、キアヌいたん?気づかなかったからもっかい見るわ