このレビューはネタバレを含みます
「弱い」ハピーが、強さを得るために、アンパンマンに弟子入りする話。
めっちゃ丁寧やん!!
いつものはしょり感がないぞ……!!
『「強さ」がないと思っている』という、内側にこもった「問題」が、アンパンマンとの関わりを経て、『「助ける」』ことで、強さを得る。
「内側」から「外側」に出ていく物語。
独りよがりの意識が、外界に触れ、積極的に世界と関わっていくことで、自分と、他者の区別がつくようになる。
(アンパンマンと出会うまでは、人から「弱い」と言われるまま、自分が弱いと思っていたが、ラストでは「強くなった」と言われて、「強くなんかないよ」と、言われるがままではなく、自分なりの、強さに対しての答えを見つけている)
ドクターヒヤリは何故、ばいきんまんにグリンガをくれたのか、なぜどでかツリーの葉でなくては巨大化できなかったのか、ばいきん草が唐突に出てきすぎじゃないか、等のつっこみ所はあれど、幸せならokです。