はせ

ゴースト・イン・ザ・シェルのはせのレビュー・感想・評価

3.5
製作者たちの原作愛が詰め込まれた作品。香港でロケして原作の構図完全再現とかしてますよ!並大抵の愛じゃないでしょう。また、作家性を排除して毒にも薬にもならない脚本に落ち着いてしまったけど、「攻殻機動隊ハリウッド実写化」が『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』への間口を拡げた&再注目されたことは事実だ。実際ここにその一人がいるわけで。待ち続けていた往年のファンには不満たっぷりかもしれないが、決してデビルマンやドラゴンボールのような負の遺産が生み出されたわけではない。原作への愛とシリーズへの入門しやすさの2点についてはしっかりと評価したい。逆に言うと、これを観たのに『GHOST IN THE SHELL』という大傑作をスルーしちゃってるって言うのは非常にもったいないことをしてるなぁと思います。
北野武以外が撮ったビートたけしってほとんど初めて見たかもしれない(未だに『血と骨』を観てない…)。めちゃくちゃカッコいい見下ろし銃撃するし全然荒巻っぽくなくて大友か何かだと思うんですけど。
バトーがBARで親指押して決済してたのめっちゃ羨ましかった。いつになるかわかんないけど実用化してくれ笑
はせ

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