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ソウルへGO!!のemmaのレビュー・感想・評価

ソウルへGO!!(2015年製作の映画)
3.8
外国で生まれ育った韓国系の若者たちが、数週間韓国に滞在し韓国について学ぶ国のプログラムに参加する中で、友情•恋愛•韓国人の親との関係に向き合い、それぞれが変化していく青春映画。

育った文化も母国語も違う純韓国人の両親に対して、子どもたちは悩む原因は違えどそれぞれ大きな苦悩を抱えているのがわかる。黒人のように振る舞うアメリカから来た若者、親のようにせこせこと働きたくないというドイツから来た若者を見ていると、彼らの中にある韓国性に誇りを感じているようには見えなかった。

クラウスが両親に泣きながら電話するシーン、シドと先生•クリスと実母の対話シーンは、「韓国」人の親と外国で育った自分との間の壁が溶け去っていく印象的な場面だった。
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