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ガールフッドのperipateticSのレビュー・感想・評価

ガールフッド(2014年製作の映画)
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sisterhoodなりgirlhood で、ただそれだけで人生は十分すぎるほど満たされている。退屈なテンポだけど、力強い作品だった

求めているのは名誉男性になることではない。
男性に認められることでも、褒められることでも、守られることでもない。男性の支配から逃れるものの、行き着く先は別の男性の庇護の下、という光景はもうごまんと見てきた。フィクションだけに限らず、現実の世界でも。そこには、男性の庇護下でなければ1人の人間として生きていくことが難しい、社会構造の問題がもちろんあるのだけど。いつもほんとに胸糞悪くなる
主人公はあくまでmanですか。女はトロフィーですか。女は僕ですか。第二の性なのですか。男は一体いつまで、女性を「丁重に」「優しく」取り扱うつもりだろうか。いらいら

シスターフッドは近年ありふれたテーマになりつつあるが、女性たちの力と連帯と生の源の意味は強調してもしきれないほどだとおもう。いまは、当面の間は、あえて「女性性」を押し出す形で良いのだとおもう。逆手に捉えていいのだとおもう

ラストシーンは希望に満ちているように見えた
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