マクガフィン

ハケン家庭教師の事件手帖のマクガフィンのレビュー・感想・評価

ハケン家庭教師の事件手帖(2013年製作の映画)
3.7
羅生門効果をモチーフにし、群像劇だが小気味よい会話や構成が秀逸で、音楽の抑揚やリフレインも効果的に。香水の扱いや言葉遊びを取り入れる巧さ。各々の動因と誘因の揺さぶりが、オムニバス形式の鉢合わせ的な巡り合いに繋がり、取調官も手玉に取るファムファタルさが何とも言えない味わいに。