S510

バンバン!のS510のネタバレレビュー・内容・結末

バンバン!(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

元ネタの映画は未視聴かつオチ含めて物語は把握済みの状態で鑑賞したのだけど、正直どこにも面白さを見出せなかったし、話の整合性が取れていないし、ラストは実際に観るとめちゃくちゃシラけてしまった。
2014年の作品ということを踏まえれたら仕方の無い面もあるのかもしれないけども、恋愛要素のある頭を空っぽにして楽しむアクション映画と認識していてもヒロインが少しも好きになれなかったし、登場人物全員物語の為の行動が多すぎて粗ばかり目立って仕方がなかった。

大佐の身内と分かったからといって銃を下ろすのも意味が分からないし、爆発のカウントダウンを聞いている暇があるなら主人公をとっとと撃てばいいのに最後まで撃たないし、銃を撃てなかったヒロインがバイクのシーンで突然両手で撃てるのも、敵が待ち構えているのが見えているのに主人公がバイクで真っ直ぐ突っ込むのも、本当に理解できなかった。
主人公がヒロインに自ら絡みに行ったのは一目惚れと囮として丁度良かったからなのだろうけど、軍事行動中に素人を巻き込む行動が許されるのかという疑問は残るし、ヒロインが頭空っぽじゃなければ最後まで主人公に着いてこなかっただろうし、行き当たりばったり行動ばかりで全く腑に落ちなかった。

主人公の役者さんはとても素晴らしい外見と体型でヒロインが惚れるのは分かるけども、正体が判明するまでの言動ではキャラに魅力を感じられなかったし、インド特有の男女の絡みの妄想歌と恋愛描写が受け入れ難く、ノリが心底寒かった。そこは好みの問題だとは思う。
最終的に大佐がめちゃくちゃ格好良かった、という印象だけ残った、役者さんや監督が目当てでないなら見る価値を感じない中身の無い映画だった。
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