Hanareru

1%のハンデのHanareruのレビュー・感想・評価

1%のハンデ(2004年製作の映画)
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めちゃくちゃいい映画で非常に面白かった。みなと普通になりたいという思いから運動部に所属する主人公が、最初こそ初心者だからかなり失敗するんだけど、それでもひたむきに進むところが良くて、だからこそ1度勝てたシーンがあると彼と同じように喜ぶことが出来た。主人公はむしろ不本意な引越しを迫られて不貞腐れたような皮肉ばかり話していて、周りから疎ましいと思われるような性格をしている。だからとけ込めなくて、もう嫌だーって敵越しになるのも表が裏でしか判断できない時期としてかなり共感できるところがあった。最初からひたむきなキャラではなく自分を哀れんでと振る舞うからこそ共感できるキャラクターだった。だから、生き方を変えていくのも徐々に意識的にやっているから皮肉をまた言ってしまったりとか、そういった生々しさも良かった。見てよかった。こういうスポーツものは良い。
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