実際に起きた、、1983年ハイネケン誘拐事件。
史上最高額の身代金が動いた誘拐事件といわれてるそうな。
舞台はオランダ、アムステルダム。
不況の煽りを受け、経営する会社が倒産した主人公コルと
親友ヴィレムら仲良し5人組は、ビール大富豪フレディ・ハイネケン氏を誘拐し巨額の身代金を手に入れよう作戦を決行する。
公開前からこの作品をずっと楽しみにしてたのは、ハイネケンを演じるのがアンソニーホプキンスゆえ。
若者たちは誘拐する人間を誤った。
監禁されながらも主人公たちの心を読み、言葉巧みに翻弄し、ニヒルな笑みを見せ優位に立つ様はまさにレクター博士。
若者たちは知らず知らずのうちにハイネケンの手中で躍らせれ、愛するもの、仲間、そして自らの命を懸けた心理戦デス・ゲームへと身を投じることとなる。
愛、絆、裏切り…欲望と狂気渦巻くマインドファック(笑)ソリッドシチュエーションスリラー。
という類いの映画ではなかった。
バドワイザーをひたすら飲ませたり、目の前でバドガールと乱交したりするっていうやつでもなかった。
ハイネケン、たしかに頭の良いじいさんではあったけど、そんなに主人公たちの心理に影響あったのかしら。
相手がハイネケンじゃなくても主人公らは揉めて崩れてたんじゃ。
素人が下手に組織ぶった犯罪に手を染めたらこんな感じになっちゃうよ、というやつ。
ずっと主人公たち目線で話が進んで、警察側がどういった捜査、動きなのかが分からないので不安感ある。
親友ヴィレム役のサムワーシントン、ワイルドでかっちょいいけど、彼出てる作品いまいちハマらないがち。