YUKI

ハイネケン誘拐の代償のYUKIのレビュー・感想・評価

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)
2.5
資金が底をついて何もない彼らには自由であることしか賭けられるカードがない。犯行を通して幼馴染である誘拐犯達に起こる変化を淡々と描く。交渉が進展せず監禁期間が延びる日々だとか疑心暗鬼に囚われる姿には息が詰まる
顛末に沿う描写でテーマが台詞に依って明示されるけれど、釘を刺す様に台詞を繰り返す幕切は蛇足に思う。宣伝で煽られている様な誘拐犯達と人質に依る駆け引きは殆どない。傲慢な振舞は彼らを揺さ振るけれど顛末に与える影響が稀薄である。数行で終わる劇的な後日譚に動揺させられる
YUKI

YUKI