火の玉ジョニー

がむしゃらの火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

がむしゃら(2014年製作の映画)
3.4
女子プロレスの惨劇と言っていいのかな
後楽園ホールの世Ⅳ琥vs安川惡斗のけんかマッチ

ハナから組む気なしの殴り合いとケリのみ
開始数秒で安川惡斗の鼻骨骨折
その後もホンキのけんかとしか思えない取っ組み合いで安川は重傷

その安川惡斗の人生ドキュメント
けんかマッチの前に撮ったもの

まあ壮絶としか表現できない人生
いじめ、レイプ、自殺未遂、病気
これ書いてるだけでどんよりしてくるけど…

で、とにかくプロレスをやっていて楽しいらしい(当時)
病気(バセドー病)でドクターストップをかけられて手が震えながらも試合に出る

平々凡々生きてきたジョニーのような人種にはどこの世界の話なんだ?って思わせるところはあるよ

でも誰でもちょっと危ういとこがありながらなんとなくすり抜けてきてないか?

いじめだっていつなんどきどんなきっかけで標的にされるかわかんない
病気だっていつなるかなんてわかんない

事件に巻き込まれたり親が早くに亡くなってたりしたら違う苦労もしてたでしょう

だからまったくの異世界の話なんかじゃない

この子は前向きで明るいな
かなり無理して作ってるのかもしれないイタさはあるけどジョニーよりはるかに前向き

この作品が7年前
いまのカノジョが幸せならいいよね
それしか言えないかも