あや

おかあさんの木のあやのレビュー・感想・評価

おかあさんの木(2015年製作の映画)
3.2
一郎、二郎、三郎、、と息子達の名が名付けられた木、ただ生きて帰ってきてほしいお母さんの祈りが篭った木は絶対に切れない。

何も報われない、悲しいお話。胸が締め付けられる。

戦争とはそういうものだし、悲惨さや後悔を語る上でハッピーエンドではダメなのだろう。

子を引き留める母親を非国民と罵り、足蹴にするシーンは強烈。

グロいシーンや性的な描写もないのに精神的にグッとくる。兵士を英雄として褒め称える他の戦争映画なんかより、ずっと戦争の真実を伝える映画です。

おかあさんの木は国語の教科書にも載っているし、元々は12ページ程度の短い文章なんだそう。戦争を伝える意味で小学校高学年の子に是非読んでもらいたい。この映画で夏休みの読書感想文を書くのもオススメ!
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