男爵芋

ぼくとアールと彼女のさよならの男爵芋のレビュー・感想・評価

4.2
青春映画なんだけど、爽快感がない。
でもだからこそいい映画。

人が死ぬっていう重い話なのに胃もたれせずにスッと入ってくる。
当たって砕けろって言葉は正しくないけど、やらずに後悔するならやって後悔しろって
結果やってもなお、やりきれずに後悔してる

ヒロインとは嫌々出会って、嫌々会って、でも仲良くなって
そもそもヒロインなんてもんじゃないし
異性として好きってわけでもなく、友達ってわけでもなく、よく会う知り合いって主人公は思いたいんだけど、ちゃんと大切な人になってる。

悲劇のヒロイン御涙頂戴じゃなくて
なんとなく死ぬまでおしゃべりしようかなぁって言う内容。

でも間違いなく感動する。

よくある日本のベタベタな青春感動ストーリーなんか見たくないけど、これは素直に観れた。

正直ここで泣けよって言ってるシーンがそんなないからなくタイミングわかんないかな。
観終わってなお余韻がすごくてよい。
男爵芋

男爵芋