aika

ぼくとアールと彼女のさよならのaikaのレビュー・感想・評価

4.2

不器用だけれど優しさが詰まった素敵な映画でした。
「死」を題材にした作品の鬱陶しいくらいのお涙頂戴はほとんどなく、むしろ彼の日常や台詞の言い回しがコミカルで、題材は重いのに何故か笑える。なのに気づいたら涙が出ていました( T_T)

他人と深く関わることを嫌う主人公のグレッグと白血病にかかったレイチェルの友情物語。本編でグレッグが何度も言うが恋愛映画の要素はほとんどないく、最後までしっかり友情物語でした( 笑 )
グレッグのナレーションは時に笑えて、時に観客側を安心させてくれる。主人公のナレーションがついている映画って個人的に凄く好きです😊
グレッグと彼の仕事仲間アールが作る映画が、数々の名作の題名をもじったものでありクスっと笑えます(*˙꒳˙*)

皮肉にも死んだ後に相手の事をもっと知ることになる。それは彼にとって「妙な感覚」であった。
彼はもっと彼女に興味を持って接して、何が好きで、何が嫌いか彼女のことをもっと知ればよかったと後悔したのだろうか。
相手の事を全部知ることって不可能で、きっとどんな結果であろうと後悔はするとは思うけど、そういった暗い感情の描写もないのが綺麗な終わり方だなぁと思います!
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