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ぼくとアールと彼女のさよならのmaiのレビュー・感想・評価

3.8
適度にポップで、適度にシリアスで…最後の病室のシーンは凄く印象的でした。
初めは「死」に鈍感なフリをするのですが、だんだんとその存在が意識されてきて、その中で映画を作ったり仲たがいをしたり。
青春映画ではあるけれど、青春映画ってだけでは語りつくせない魅力があります。主人公がスクールカーストをうまく回避していこうとする「波風立たない生活」を抜け出すための成長物語でもあるし、その中で友達と自分の関係や、自分の立ち位置の設定を考えていく。
ラストもこれからの未来を決める一歩を踏み出す希望が垣間見えて良かったです。
隠れた?傑作だと思います!
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